火・風・土・水の「4元素」とは?
こんばんは。
自分の復習も兼ねて、占星術の基本を何回かにわけて書いてみたいと思います。
のんびり気ままに書きますので、気長にお付き合いいただけたら嬉しいです。
まず、ホロスコープを読む際に基本となる重要な概念は①サイン②ハウス③天体④アスペクトという4項目です。
この①~④の概念についてそれぞれ順に説明してみます。
サインというのは星占いで○○座と言われている星座のことです。
これを占星術では「サイン」と言います。
実際の夜空に浮かぶ星座ではなく、360度の天球を正確に12等分したものをサインと呼びます。お空の地図の番地のようなものです。
この番地が、牡羊座から魚座までの12サインということになります。
12サインでわかるのは、おもに心理傾向や性格です。
12サインはさらに火・風・土・水の「4元素」
活動・不動・柔軟の「3区分」
男性・女性の「2要素」
に分類されます。
この3種類の分類を組み合わせてサインの性質を原理的に考察していきます。
「 4元素」というのはその人の主な方向性のようなものです。
「火」は精神性を象徴していて、精神的で誇り高く興奮しやすい面があります。
火は燃え上がって上昇していく性質なので、身体(土)から離れて精神性に向かっていきます。火のサインは、牡羊座・獅子座・射手座です。
「風」は情報を象徴していて、知的で非個人的な情報を扱うことに長けています。
風は横に広がっていく性質なので、偏りをなくしてどんどん分散させて広げていきます。風のサインは、双子座・天秤座・水瓶座です。
「土」は物質を象徴していて、実際的で感覚的な能力が発達しています。
土は4元素のなかで唯一形あるもので、抽象的なものではなく確実で具体的な方向へ向かっていきます。土のサインは、牡牛座・乙女座・山羊座です。
「水」は感情を象徴していて、情緒的で自他の気持ちの交流を大切にします。
水は混じり合うと区別がつかなくなるように、くっつきあって結合していく傾向があります。水のサインは、蟹座・蠍座・魚座です。
同じ元素どおしは共鳴しやすく、スムーズな関係ができやすいです。
また、火に風を送り込むとどんどん火の勢いが増すように、風は火を煽る関係で、とても仲良しです。
土に水が染み込むとがっちり強固になるように、水の元素と土の元素も仲良しです。
ひとまず、4元素の説明です。
次は、活動・不動・柔軟の3区分について書きます。