占星術における10天体とは?
天体が意味するもの
こんばんは。
ホロスコープを構成する要素として①サイン②ハウス③天体④アスペクトという重要な4つの概念があります。
前回の記事では、そのなかのひとつ、「サイン」を読みとくための4元素とか3区分について書いて来たのですが、いったん「サイン」のことは横においといて。
順番ばらばらになっちゃいますけども(すいません)、「天体」について説明します。
占星術において「サイン」とは性格や傾向を表し、「ハウス」は具体的な活動場所を表します。
「天体」は生きて活動するわたしたちの意識であり活動の欲求です。
わたしたちが主体的に生きようとするときに大切なのは「天体」の意識です。
なので、先に「天体」について説明していきますね。
占星術で使われる天体とは、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・海王星の10天体です。
“人間は天体構造の縮図である”というのが占星術の考え方だと言われます。
人間の主体的な意識がこの10この天体と共鳴していると考えるのです。
10この天体は、個人の意識や行動欲求を表していて、わたしたちの生活のなかでそれぞれ違う役割を持っています。
雑誌やテレビの星占いで言われている一般的な射手座とか山羊座というのは、生まれたときに太陽が射手座や山羊座にありましたよーということです。
これは、太陽しか考えていないわけですが、実際の占星術では10この天体すべてを使います。
10この天体ぜーんぶ合わせてひとりの人間の意識が出来上がるのです。
わたしたちの心は、表面的なわかりやすい感情から、表層にあがってこないような理解しにくい深層意識までさまざまな複数の意識でできています。
そのため、ふつうは全天体の可能性を一度の人生で味わい尽くすのは難しいことです。
それでも、占星術を学ぶことで、この10この天体意識を出来る限り自分の人生で活かそうという意思を持つなら、これまでの自分よりもより大きな展望や可能性が広がるでしょうと松村潔先生は書かれてます。
毎日の生活のなかで思ったり考えたり、さまざまなものを見たときに、今の自分はどの天体意識を通じて考えているのか?
という連想を働かせることが天体の働きを知る練習になるとも書いてます。
日々の生活のなかで天体の意味やテーマを想像すること。意識すること。
それは、自分のなかの天体のエネルギーを活性化させることになるのだろうと思います。んー。がんばります。
次回は月から冥王星まで10天体の基本的な意味についてそれぞれ詳しく見ていきたいと思います。